関節の機能改善

一般的に多くのフィットネスの現場では、関節の痛みを改善する、関節可動域を広げる、関節を柔らかくする、関節の動きをスムーズにすることなどを目的として

・ストレッチ

・筋膜リリース

・マッサージ

などが実施されています。


しかしこれらの運動は関節そのものを対象とした手段ではありません。

関節の改善を目指すのであれば、関節を評価する必要があります。


私のフィットネスプログラムでは直接的な方法で関節の機能を評価・改善しております。

関節運動学は二つの関節面の関係を言っておりますので、直接目で見ることは出来ません。

目で見えないものをどのように評価・改善するのかというと、実際に骨・関節に触れることでその状態を把握します。

関節包内運動というのは、先ほど述べたように目で見えません。

上図は関節の断面図ですが、関節頭(凸面)と関節窩(凹面)がありますね。

この、関節頭(凸面)と関節窩(凹面)の関係の変化のことを関節運動学と言います。


関節包内運動には転がり・滑り・軸回旋があります。

しかし、運動が制限されると滑りの要素が障害を受けることが多く、転がりのみが生じます。

そのため、関節内組織の一点に集中するような力がかかり、損傷を引き起こします。


このように、関節の評価をすることで、その痛みはどこが由来で発生しているのかを絞り込むことが出来るのです。


例)「膝関節が痛いのですが。」

パターン1  正常な関節包内運動が行われていない

パターン2  周辺の筋肉の硬さで関節運動が阻害されている

パターン3  姿勢の崩れによる骨格の歪みの影響で膝の痛みが引き起こされている

など


このように、一口に関節が痛いといっても理由が多岐にわたるためその原因の特定が大切です。

関節良し、筋肉良し、姿勢良し、といった具合に評価項目を細分化した設けてみると改善がより確かなものに近づいていくはずなのです。


関節の機能改善は、フィットネスプログラムの主役というわけではありませんが、動作の上で大変重要な要素になります。


関節に不安のある方は、お気軽にご相談下さい。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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